みちのく庭園

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今できること。今しかできないこと! 

  • 2020.10.06
  • #造園
鳳明学園 白山台保育施設にて


遂に、遂に”みんなの森 オアゾ”が完成しました。
オアゾとはエスペラント語でオアシスを意味するといいます。
まさにオアシスといっても不思議ないような森ができました。


工期は四季を2周するほどかかりました。
初期段階で植栽と滝組(池)がある程度完了していたこともあり
工期中には、僕が幼少期に過ごした頃に見かけるような昆虫たちと
遭遇することが多かったです。


例えば、クワガタ、カブトムシの幼虫、トンボはトンボでも
オニヤンマ、銀ヤンマなども見かけることができました。
特に驚いたのは、池の中の落ち葉を拾っていた時に発見した
ヤゴでした。




 
すっごい懐かしい気持ちと
こんなところにヤゴがいるんだなと激しく感心してしまいました。
今の子供たちが見たら、どんな反応するだろう?
もちろん、ヤゴを見つけた園児からはこんな質問がとぶでしょう。
「先生!この虫ってなんのていう虫なのぉー?」って聞くと思いません?
もしかしたら、今の若い保育士のかただったらわからない人も
いるかもしれませんよね。



おそるべし自然の力、木の力、水の力、大地の力を
実感しましました。
今の時代でも環境を整えてあげたら、昔のような趣のある
風景ができるもんだなと感じましたね。


規模は約1500㎡の場所に約150種類以上の樹木、植物が
植栽されています。
この環境の中で、この森を利用する子供たちは
これからいったいどんな経験を積んでいくのだろう?





 
何かを発見したような子供たちの顔を
見てる僕も、純粋な瞳に童心が蘇ってきます。
何を感じ、次はどんな遊びをしようか工夫し、創造して
新たな発見の繰り返しを積み重ねていってほしいですね。


 



 
みんなの森オアゾを設計した橋本は
「遊び方を誘導しないように意識して設計した!」
というように子供たちが遊んでいる姿をみてると
皆が思い思いに自由に、工夫して楽しんでいる姿が印象的
でした。


おそらく、このくらいの規模の公園というか
遊び場は八戸近隣では、あまり存在してないように
思います。
それだけ、この森で遊べる子供たちは
より多くの体験を幼いうちから積み重ねていけると
思うと、手前味噌だけど、みちのく庭園もなかなか
Good Jobだったのかなと感じています。


子供たちの表情、保育士の皆さん、園関係者の
表情をみても職人冥利につきる仕事ができたと
思っています。


子供たちには、今だからこそ体験してほしい
環境を提供できたと思います。
みちのく庭園は職人総力で今できる
精一杯の仕事ができたと感じています。


ありがとうございました。






 

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