みちのく庭園

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年の瀬の恒例行事

  • 2018.12.24
  • #出来事
お久しぶりでございます。
中岫です。

2018年も残り数日となり、弊社もバタバタとあわただしく日々を過ごしております。
役所工事もいよいよ始まり、私は八戸市役所別館前の工事を担当させて頂いております。
まだまだ修行中の身ですので、わからないことも多く頭を悩ませる日々ですが、会社が与えてくれた試練だと思って、
自身の成長に繋がるよう尽力しております。

外構工事のほうも年内におさめられるところはなんとか目処が立つよう、
弊社橋本兄弟がビシビシと尻を叩いて施工を急いでいる状況です(笑)
もちろん、施工は急げども丁寧に、です。
ただただスピードだけの仕事はプロではないと、私個人としては思っております。
施工スピードと仕上がりの美しさが揃ってこそのプロフェッショナル、
そんな精神で仕事をさせて頂いているみちのく庭園です。


さて、この時期の風物詩といいますか
毎年恒例の冬囲いです。
植物たちが雪の重さで折れぬよう、しっかりと保護してあげます。
女性職員も、石積みの上で頑張っております。
特に細やかな作業においては、やはり女性に軍配が上がるかなぁとも思います。

弊社だけではないと思いますが、会社というのは様々な人々の長所を活かして成り立つ組織だと思います。
草木の種類に詳しい人、大工仕事に強い人、石を積むのが得意な人、重機の操作が得意な人。
もちろん技術的な部分だけではありません。
誰とでも気さくに話すムードメーカー、寡黙でも仕事に真摯に取り組む人、絶対に休まない人。
いろいろな長所が合わさって、みちのく庭園という大きな組織が成り立っています。
長所は活かし、苦手なところは補い合えるのが組織の強みだと思います。
自分も誰かに助けてもらっているということを忘れず、けして傲慢にならずに仕事に取り組まなければなと
常に心に留めております。

 
雪囲い、雪吊りが仕上がると一気に冬の庭が仕上がった感じがしますね。
緑豊かな春夏の庭、彩り美しい秋の庭もいいですが
しんしんと降る雪の中でしっかりと自立し、木々の力強い生命力を感じさせてくれるとともに、
儚い美しさとでも呼べるような「静の庭」を、ゆっくり眺めて楽しむのも
この時期ならではかと思います。


先日上司がしてくれた話ですが、
お庭でご飯を食べられる仕事は庭師しかないんだよ、と言っていました。
いやいや、そんなことはないでしょうと思う方もいるかもしれません。
しかし、自分たちの手で手入れをし、いままさにベストな状態にならんとしている、
「脈動する庭」において、昼食をとれるようなお仕事は他にないかと思います。
美しい木漏れ日のもとで、風のそよぐ音、揺れる木々の音、様々な要素を感じながら
生きた庭の鼓動を感じつつ食べるご飯のおいしいこと・・・
こればかりは庭師でないと感じられないと断言できますね!

ながながと話してしまいましたが、とりあえず今日はこのあたりにしておきます。
書きたいことが沢山あるのに・・・
また時間が取れたら更新させていただきます。
それでは!また次回。
 

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