みちのく庭園

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人材育成は誰のため?

  • 2017.11.04
  • #造園
今年も若手職人による技能オリンピックが11月下旬に開催されます。
  http://www.tochigi-ginouabirin.jp/convention
2017年度は栃木ですね。

その大会に向けて、今年で3回目の出場となる『西塚 貴幸』には悔いのないよう
頑張ってもらいたいですね。
仕事が終わってから、もくもくと練習に励んでいる様子を見ていると
なんとか良い結果がついてきたら嬉しいなという気持ちになりますね。
頑張れ西塚 !


これまでウチの事業所では、人材の育成には力を入れてきましたし
これからも、そこにはエネルギーを注いで行きたいと思っています。


例えば、若手の女子職人達が造園技能士の資格を取得する時も
しっかり学べるような環境を提供し、全員が資格を取ることができました。
・ベテラン職人、中堅の職人が若手の指導も積極的にしてくれる環境

・資材、スペースの確保

などなど人材の育成には力を入れています。


でも、育成って言葉一つとってみても、捉え方で全然変わってくるよなぁと
最近感じています。


          育成って誰が考えるべき?
”育成”って言葉で思い出すのが、『広島カープ』の最近の強さです。
しかも継続的な強さにはマスコミにも何度となく報道されてきました。その強さの秘訣の一つに育成という
キーワードがあるんだけども、ウチの事業所も継続的な体力強化を図るには必要不可欠だとは思っています。

巷では
・人材不足
・高齢化対策
・会社の地盤強化対策  、、、etc,,,  
と言われていたりします。これはウチの事業所も同じことは言えます。

ウチには『
鉄人衣笠』のような頼もしい職人もいます。
他にも花形プレーヤーもいます。最近では
「第8回光の施工例コンテスト」グランプリ受賞したんだけども
それを手がけた職人達は日本一の職人と言ってもいいかもしれません。
 http://mitinoku-teien.com/awards/index.php?sc=171006_182050
このひと達に支えられて、ウチの事業所は成長してきました。
つまり、この会社は職人に育成されたという側面ももってるということです。

そんな優秀な人財もやはり高齢化であと何十年も働けるという訳ではありません。
会社のためというわけじゃないけど、技術を身につける、資格を取るということは、その個人のためにも
大きく貢献します。

それが収入であったり、信用、向上心などなどに繋がり、その家族をも幸せにすることもできるでしょう。
だから、僕は職人達、特に若い連中には口すっぱく言ってるんですけどね。
「自分自身のために腕を磨け!」と、、、、

僕もこの業界に入って数年は掃除しかさせてもらえなかったけど
知識や技術を身につけていくうちに、「親方、明日休まないかなー」と思ってました。
だって親方が休むってことは自分が責任もって仕事をやれるってことだし
その段取りを組むことで絶対に成長できるという想いがありましたからね。

自分で言うのもあれですが、けっこう意欲はあったと思いますよ。

今、こういう立場になって、若手の育成について考えるけど
本人のやる気とういうか、向上心っていうのがあると伸びシロは全然違ってくると思う。
だって教える側にもその気持ちは伝わってしまうから、、、

         心のコップが上を向いてる状態
誰かが言ってたけど、成長していく人間ってある一つの共通点があると言っていた。
今日の話で言えば、技術を身につけるためには親方や先輩から技術を盗んでいくという昔からの職人ならではの伝統が
あるけども、親方、先輩も同じ人間。

水を入れるのにコップが下を向いていたら、水は入ってこない。
せめて上を向いてないと水は入らない。

だからせめて、コップが上に向いてないと教える側人間もやる気をおこさない。
そういうことに若い職人達には気づいて欲しいと思っている。
既にそれに気付いて動いてる職人もいるのは頼もしい限りであります。

気付きというのは、新たな思考の始まりだと思っていて
新たな気付きを得るためのキッカケとして、技能五輪のような競技に参加することによって
大きな刺激はあるはずです。
これからも、人材育成には注力して「みちのく庭園」に行けば一流の職人になれる環境があると
思ってもらえるような職場にしていきたいです。

今日はここまで









 

Writerこの記事を書いたメンバー

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Shinobu Hashimoto

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なるべく定期的に配信したいと考えていますが、、、(汗)